ベンチマークスコアが高いPCパーツの正しい選び方
ベンチマークとは、PCやスマートフォンなどの端末に搭載されたハードウェアやソフトウェアの動作速度と性能を評価するための基準です。複数のPCの動作速度と性能を比較することをベンチマークテストと呼び、その結果、算出された数値をベンチマークスコアと言います。簡易的に知るだけで良いのなら、レビューサイトで示された数値を基に比較できます。ここでは、ベンチマークスコアが高いPCパーツの正しい選び方を紹介しています。
スマホ中毒でも理解できる、ベンチマークスコアが高いPCパーツの正しい選び方を紹介しているページです。
ベンチマークとは、PCやスマートフォンなどの端末に搭載されたハードウェアやソフトウェアの動作速度と性能を評価するための基準です。複数のPCの動作速度と性能を比較することをベンチマークテストと呼び、その結果、算出された数値をベンチマークスコアと言います。簡易的に知るだけで良いのなら、レビューサイトで示された数値を基に比較できます。ここでは、ベンチマークスコアが高いPCパーツの正しい選び方を紹介しています。
性能が高い自作PCを作りたい初心者におすすめの正しいパーツの選び方を紹介しています。
コア数が多くて、クロック速度の数値が高いCPUほど複数の処理が可能で優秀と考えれば早いでしょう。一秒間でどれだけ早く計算できるかを示す数値である、クロック周波数(単位はGHz)が性能の目安です。ただし、この法則で図れるのは、同世代のパーツだけであり、たとえば3年前の最上位のパーツと半年前にリリースされたミドルレンジ製品では、単純な仕様表だけでは比較できません。加えて新しいCPUの場合、自分が利用する予定のゲームソフトやアプリケーションにどれだけ対応できるかという点を、仕様のみから判断するのは難しいです。
そこで、しっかりと調べたいのであれば、PassMarkのパフォーマンステストを利用しましょう。Windows用に設計されているソフトウェアであり、初心者でも扱いやすいです。27種類もの速度テストを行った結果を、他のコンピュータとも比較してPCのベンチマークを客観的に把握することができます。
GPUを詳しく調べるのであれば、3DMarkがおすすめです。ハイエンドPCからタブレットまで利用できる定番の3Dベンチマークソフトです。無料で使用可能なベーシック・エディションでも、連続して全て実行できるため十分に数値を計ることができます。有料プランでは任意のモードの実行のほかに、設定をカスタマイズしたり、DirectX12によるテストも可能です。なおプロフェッショナル・エディションになると、コマンドラインによる自動化など商用目的でも利用できるほどです。
またゲームや3Dモデリング、動画編集を行うのであれば描画性能を左右するGPUもしっかりした製品を選ぶ必要があります。フレームレートや画質などに影響を与えるため、高い性能を持ちつつ価格を抑えられるパーツを選ぶことが大切です。こちらも同様にベンチマークスコアを比較しつつ、予算と相談しながら選びましょう。
機能および性能に影響する部分では、メモリの重要度も高いです。一度に作業できる容量の大きさは、メモリに依存しており、GPUのスペックが十分でも動きがスムーズでない時は、メモリ不足が原因です。せっかく自作PCを組むのであれば8GB、欲をいえば16GB以上が必要となります。搭載できる最大容量やスロット数の制約があるため、マザーボードを選ぶ際もしっかりとチェックしておきましょう。
高性能なグラフィックボードを搭載する場合に、重要となるのが電源ユニットです。ポイントは、変換効率と電源容量であり、600W以上のものを選んでおけば間違いありません。
ストレージに関しては容量が大きくて遅いHDDよりも、容量が小さいけど速いSSDがおすすめです。OSやソフトの起動速度にダイレクトに影響するため、SSDを搭載しておく方が良いです。またストレージはSSDを1つだけしか搭載していない場合、全体の容量不足に悩まされる可能性があるため注意してください。ベストな組み合わせとしては、速いSSDで読み書きを担当させて、データの保存はHDDというのが理想です。なお保存に関しては、後から外付けHDDを追加するという方法もあるため、そこまで神経質にならなくても構いません。
もし自作PCの組み立てに対して、難しいとか敷居が高いと感じるのであれば最初は既製品もしくはBTOを注文することをおすすめします。BTOとはビルト・トゥ・オーダーの略で、自分が希望するパーツを注文して組み立ててもらう受注生産の仕組みのことです。自分の望むスペックのPCを注文できたり、パーツ選びが不安な方は、ある程度ベーシックな選定が出来上がっているものをカスタムするプランもあります。
自作はもとより、PCそのものに不慣れである方は、既製品やBTOを利用して扱い方を覚えたり、自分の欲しいスペックを理解することに専念すると良いでしょう。既製品で満足できなくなったり、GPUだけ交換したいなど要望が出て来た際に改めてパーツを注文して自作に挑戦するという方法がおすすめです。