マザーボードの仕様に基づいたPCパーツを選ぶ方法|ハッカーデミア

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マザーボードの仕様に基づいたPCパーツを選ぶ方法

マザーボードの仕様に基づいたPCパーツを選ぶ方法
自作PCを組み立てるとき、デタラメにパーツを集めても規格が違えば組み合わせることができませんし、上手く形になったとしてもまともに動かない可能性があります。完動品を作りたいならば、パーツの規格を合わせなければいけません。何から決めるのかということで、性能を重視するのであればCPUを手始めにすることが多いですが、そこまでこだわりがないならばマザーボードから決めても良いでしょう。ここでは、マザーボードの仕様に基づき、PCパーツをどのように決めていくのかを紹介しています。

マザーボードの仕様に基づいたPCパーツを選ぶ方法

マザーボードの仕様に基づいたPCパーツを選ぶ方法

自作PCのパーツをマザーボードの仕様に基づいて選ぶ方法を紹介しています。

まず、フォームファクタにあったPCケースを選ぶ

まず、フォームファクタにあったPCケースを選ぶ
まず、マザーボードには、フォームファクタと呼ばれるサイズの規格があります。ATX、MicroATX、Mini-ITXというようにフォームファクタには違いがあります。大きいATXのマザーボードは、小さいMicroATXのPCケースに入りません。ちょうどいいサイズになるようPCケースを選びましょう。同じサイズのPCケースがあるならば、冷却効果や静音性を比較するポイントにします。ゲーミングPCのようにデザイン性も重視するならば、LEDが光ったり側面のパネルが透明で中が見えるものなどを選ぶと良いでしょう。そして価格が予算内に収まるのかどうかも重要です。

PCケースが決まったら電源ユニットに合うものを選ぶ

PCケースが決まったら電源ユニットに合うものを選ぶ
PCケースが決まったら、電源ユニットの本体サイズが合うものを選びます。サイズの規格はATXとSFXがあるので、どちらを取り付けられるかを確認します。電源ユニットでは、容量やケーブルなどが異なるので、これからどんなPCパーツを取り付けたいのかで最適なものを選ばなければいけません。電源の容量が大きければ、容量不足によるシャットダウンを防げます。しかし、使わないのに電源の容量を大きくすると、電気代がかさみます。どんな使い方をするかによって必要な電源の容量が変わるので、よく考えたほうがいいです。ケーブルについては、端子の種類や長さ、本数、取り外しができるかどうかが変わります。何を接続するのかで必要な端子の種類や本数が変わりますし、空気の流れを良くしたいなら不要な物を取り外せるほうが良いです。

続いてハードディスクかSSDのストレージを選ぶ

続いてハードディスクかSSDのストレージを選ぶ
続いてストレージ、つまりデータを入れておくハードディスクかSSDを選びます。マザーボードには、ストレージを接続するインターフェースがありますが、インターフェースの数によって接続できるストレージの数が決まります。複数のストレージを接続できるならば、ひとつあたりの記録容量が少なくても不足することはありません。しかし、2個、3個しかインターフェースがないときには、大容量のストレージが必要です。あとSSDの場合には、従来の2.5インチ仕様に加えて、メモリのような形状のM.2 SSD、そしてさらに小型化したmSTAがあります。対応するインターフェースがないと取り付けられないので、気をつけなければいけません。接続できるストレージの種類については、説明書をよく読んでおきましょう。

PCの性能を左右するCPUはCPUソケットの規格で選ぶ

PCの性能を左右するCPUはCPUソケットの規格で選ぶ
パソコンのスペックを左右する重要な部分であるCPUは、CPUソケットの規格で選びましょう。CPUソケットは、メーカーごと、そして販売された時期によって異なります。CPUソケットは互換性を持つ規格もありますが、全く互換性のない規格もあります。しかし互換性があったとしても、動くだけで機能が使えないということもあるので、やはり同じ規格同士を合わせたほうが良いです。その際には、古い規格で合わせると将来的にCPUだけを交換したいときに販売されていなくて入手が難しくなっている可能性があります。カスタマイズすることを前提とするならば、新しい規格で合わせましょう。

メモリ選びはマザーボードに対応している物を選ぶ

メモリ選びはマザーボードに対応している物を選ぶ
メモリについては、対応メモリから選びます。DDR3とかDDR4というのが規格を表しています。違う規格だとピンの本数に違いがあるので取り付けることができません。そして、それぞれのメモリの性能は、DDRのあとについているクロック周波数を表す数字でわかります。クロック周波数が高いほど性能が高くなるので、どんな使い方をするつもりなのかで選びましょう。なお、高いクロック周波数のメモリを買っても、マザーボードが対応していなければクロック周波数を通されるので性能が低くなります。高いメモリでも性能を十分に発揮できなければ、結局は無駄になるので対応メモリをよく確認しなければいけません。

組み立てても動かないなら規格があっているか再確認

組み立てても動かないなら規格があっているか再確認
マザーボードの仕様に基づいたPCパーツの選び方を見てきましたが、組み立てても動かないというならば、本当に規格があっているのかを再確認しましょう。そして、規格があっているならば、ケーブルやメモリの取り付けなどに問題がないのかを調べます。もしどこにも問題がないということであれば、PCパーツの初期不良かもしれないので、購入した店に送って調べてもらったほうが良いです。初期不良だと認めてもらえたら交換や返金してくれるので、もう一度やり直せます。

OSやソフトウェアを入れて無事に動いたならば、もう心配することはありません。とはいえ、性能が低くて動きが遅いとか、よく固まるといった不満がでるようであれば、改良するためにPCパーツの選び直しが必要です

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